私が高校時代に突如前歯を2本失った経験談

私はあの日の事を未だに鮮明に覚えています。

現在私は27歳ですが、私が前歯を失ったのは高校3年生の12月の学期末テストの時です。

 

朝いつも通り支度をし、学校で風邪が流行っている時期だったのでマスクをして学校に向かいました。

テスト前日の夜は遅くまで勉強をして居ましたし、知識的には万全の状態です。

いざテストが始まる時に問題用紙が配られ始めて、ふと自分の体調の異変に気付きました。

凄く気分が悪く、吐きそうだったので先生に一言告げてトイレに向かいました。

トイレについて吐く為に個室に入ろうと思った時に、目の前が真っ暗になり突然倒れてしまいました。

横に倒れて個室の扉に頭を打ち、その反動で前から倒れました。

どこのトイレでも想像できるとは思いますが、床は固いです。

倒れた瞬間の記憶はありませんが、目を開けると隣のクラスの男の子が「大丈夫?先生呼んでこようか?」といってくれたので頷きました。

目を開けると自分の目の前に歯が1本、マスクを見ると血が付着していて更に周りを見渡すともう一本歯が落ちていました。

少しして、体育の先生が来てくれて先生に支えられながら保健室まで運んでくれました。

保健室の先生は飛んでしまった歯を洗ってホルマリンにつけておいてくれました。

歯医者まで車を出してもらい歯医者につき、医師から「保健室の先生の対応は素晴らしかったけど、残念ながらこれは戻せませんね。」と言われました。

それに続いて「通常の歯であれば元に戻すことが出来るが、あなたの歯は歯根が短いので戻す事が出来ない。」と言われました。

私に残された選択肢はもう差し歯しかありませんでした。

まず、倒れた衝撃で吹っ飛んだので歯茎をしっかり治してからでないとつけられないので暫く仮歯をつけて生活していました。

仮歯がないと話すときに「サ行、タ行、ナ行、ラ行」が話せなかったのには驚きました。

差し歯は当時保険が利かないもので、差し歯だけで10万円掛かりました。

現在では保険の改正が行われて差し歯でも保険が利くようになっています。

 

今でも当然差し歯で生活していますが、差し歯の管理も物凄く大変で差し歯の隙間によくものが詰まってしまい取り辛いですし取れない事もあります。

自分ではしっかり磨いたつもりでも歯間ブラシの届かない範囲に残ったりするので、歯肉炎や口臭の発生する原因になっています。

2ヶ月置きにクリーニングに行かないと自分でも分かるくらいに臭ってしまいます。

 

もし今現在虫歯等があり、歯医者が怖くて行かないで居る方が居るなら絶対に行ったほうがいいです。

歯は再生機能が無いので駄目になったらどんどん悪化していくだけです。

私のように歯のトラブルにならない為にも早急に歯医者に行く事をお勧めします。

幼い頃の歯磨きの思い出と歯を磨くということ

子供の頃、「おかあさんといっしょ」というテレビ番組をよく見ていました。

その中に子供がお母さんに歯磨きをしてもらうというコーナーがあり、とても早く歯磨きをしてもらってにっこり嬉しそうに笑う同じ年齢ぐらいの女の子を見て、「私もお母さんに、ああやって歯磨きをしてほしい」と思っていました。

テレビの音楽に合わせて歯磨きをして欲しかったのです。

でも母はいつも忙しそうでなかなか話しかける事ができませんでした。

いつもその様子を見に行っては頼めずにいました。うちは母子家庭ということもあり、その頃母は少しでも多くお金を稼がなければならず、私と妹2人の合計3人の世話をしながら家事、育児、仕事を同時にこなしていました。

そんなある日、母の実家に行く事になりました。祖母がご飯を準備し、母は時間があったのか一緒にテレビ番組を見ることになりました。

この日思い切って母に歯磨きをお願いしました。

歯磨きのコーナーがくるのがとても楽しみでした。

音楽に合わせて歯磨きをしてもらい、テレビの中の女の子と同じタイミングで歯磨きが終わりとても嬉しかったのを覚えています。

私の真似をして妹達もお願いし、結局皆母に歯磨きをしてもらいました。

それからは自分達で早く磨けるように、妹達と顔を見合いっこして歯磨きの競争をしました。

とても楽しかった記憶です。

あれから十数年、妹達も私も大人になり、当たり前ですが、歯磨きを誰かと競争したり、誰かにしてもらう事はなくなりました。

その分時間をかけて歯を磨くという事がなくなりました。適当に済ませていたのです。時には、歯を磨く事事態忘れてしまう事もあり、銀歯の下が虫歯になっていました。あまりの痛みに夜も眠れず、とうとう神経を抜く事になりました。

虫歯にならないようになんていうテレビ番組の存在も全く忘れてしまっていました。

久しぶりに妹に会い、家に泊まりに行く事になりました。聞くと、妹も虫歯で歯医者に行っていました。何十年ぶりに歯を一緒に磨きました。

よくテレビ番組を見て一緒に歯磨きを競争した子供の頃を思い出しました。必死に手を動かさなくても、とても早く磨く事ができます。

妹も私も普段歯を磨く時、いつの間にかすごい速さで歯を磨くようになったんだなと思いました。

幼き頃のテレビの影響でしょうか。

子供の頃には人の手を必要としましたが、今は人の手を借りずとも自分でなんでもできます。歯ブラシの種類や歯磨き粉の種類まで選べます。

そんな今だからこそ、ただ「歯を磨く事」をとても楽しみにしていた時代が懐かしいのかもしれません。

きっとあの頃の私が今の私の歯の状況を知ったら、「歯を磨いても、虫歯になるの?」と聞かれてしまうかもしれません。

昔自分が大切にしていた事、これからも大切にしていきたいものです。